水分が足りないと痛みが出る!?
皆さん、突然ですが水分はとれていますか?
水分が不足しており、痛みがありませんか?
その痛み、水分が足りないのが原因かもしれません、、、
テレビなどで「1日に2リットル飲みましょう」と流れていますが、水分摂取は健康な体を維持する為にはとても重要なのです。
そこで今回は、水分と痛みの関係性について書いていきます(^^)
痛みの原因に水分が関係している
肩や腰などの痛み症状の原因はさまざまあります。
骨や内臓などの組織が損傷することで生じる痛み、職場や家庭などのストレスによる心因性の痛み、体の姿勢や歪みから生じる痛みなど原因がさまざまあります。
そして痛みが生じている方の多くが一日に必要な水分が足りていないという特徴があり、水分が痛みと関係している可能性があるのです。
水分と痛みの関係
人間の生命活動には水分がとても大事と言われています。
脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器や組織の中には約80%の水分含有量があります。
また、成人の体の50~60%を水分が占めています。
体の作用には、体内の水分が足りていない所から必要な所に調整するために、ヒスタミンという神経伝達物質があります。
そして、体が脱水症状(水分がたりていない状態)になると、そのヒスタミンが痛覚に影響してしまい痛みが発生してしまうのです。
そのため、脱水症状のある方は膝や肩などの関節が痛むなどの症状が出る方がいるのです。
また、痛みの原因のひとつに血行不良が考えられます。
水分は胃や腸で吸収されると、血液の一部となって全身へめぐります。
水分が不足することで血液量が少なくなり、また体を動かす習慣がなくなると筋肉が収縮せず、全身に栄養が行きわたらず血管内に老廃物がたまりやすくなってしまいます。
血液に含まれる酸素や栄養が行き渡らず細胞は酸欠状態になり、筋肉から痛みを生じる発痛物質が出てしまいます。
それらの影響によって痛みを強く感じやすくなっていることもあるのです。
これらのことから、生命活動にかかせない水分が不足することで脱水症状となりより、痛みを生じている可能性が高いのです。
一日に必要な水分量
厚生労働省によると成人が一日に必要とする水分量は約2~2.5リットルと言われています。
そして、必要水分量は年齢や体重で異なり、その計算方法があります。
(※病気をお持ちの方はかかりつけ医師の判断にしたがって摂取してください)
■計算方法 【計算式】
体重(㎏)×年齢別必要量(㎖)=必要水分量 【年齢別必要量】
30歳未満…40㎖/kg
30~50歳…35㎖/kg
56歳以上…30㎖/kg
例えば60歳で60㎏の場合
60(㎏)×30(㎖)=1,800(㎖) 1,800㎖が一日に必要な水分量になるのです。
これらの計算式を用いて一日に必要な水分を計算してみて下さい。
水分が不足している方が多くいらっしゃると思われます。
ただ、こんなに飲まないといけないの!?ムリ、ムリ、、、
こんなに飲むのはつらいよ、、、など思われる方もいると思います。
おっしゃる通りそんなに簡単に飲める量ではありません。
なので、少しずつでも意識して飲むことができる方法があるので、こちらを参考にしながら少しずつ意識するようにしてみると良いです。
水分の飲み方・考え方
コップ何杯分を飲んだかカウントすると良いです。
コップの大きさによりますがおおよそコップ一杯あたり約200㎖の量の水分が入ります。
また食材やスープなども水分に含まれます。
朝起きたらコップ1杯200㎖ 朝食でコップ1杯200㎖ + お味噌汁1 杯200㎖
昼食でコップ1杯200㎖ + スープ1 杯200㎖ 夕食でコップ1杯200㎖ + スープ1 杯200㎖
朝食と昼食の間にコップ1杯200㎖
昼食と夕食の間にコップ1杯200㎖ 寝る前にコップ1杯200㎖
これだけで計2Lの水分が摂取可能です。
実際には食事にも水分が含まれていますので、しっかりと食事を摂取することでさらに水分がとれています。
このように目に見える形でご自身で一日どれくらいの水分がとれているのかから始めていけると、とても良いです。
最後に
- 水分が不足することで痛みが生じる
- 体のほとんどは水分で構成されている
- それぞれ体によって一日に必要な水分量が異なる
- 自身の必要な水分量を計算して、今どれくらい摂取できるか把握する
目に見える形で工夫し、少しずつ始めてみてください(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。